いざ、赤ちゃんを迎える準備を始めると、わくわくそわそわはもちろん、不安になったり、どういう基準で何を選べばいいのかわからなくなって困ったりしますよね。
赤ちゃんの上をおもちゃがクルクル回る、ベッドメリーもその一つではないでしょうか。
様々な商品が出ていたり、部屋の印象を変えてしまうので、なるべくインテリアに馴染むようなおしゃれなものがいいですよね。
私も第一子妊娠中に、「赤ちゃん ベッド ぐるぐる」などで検索して、あれはベッドメリーっていうんだ!って初めて知りましたが、今となっては懐かしい思い出(*˘︶˘*).。.:*♡
私とベッドメリーの出会いは、あのクルクル回るやつって何?必要?買わなきゃいけないの?という、そもそも論でしたが^^;、結局我が家には必要なかったと自信を持って言えます←www
その理由はもちろん、買っても後悔しないように、どれにするか判断する際に参考になる基準をご紹介します。
まず、ベッドメリーを必要とする理由は、大まかに以下2つのどちらかではないでしょうか。
1. 赤ちゃんが1人で寝られる寝かしつけグッズがほしい
2. 赤ちゃんのために、知育として見せたい
それぞれの用途に合わせた選び方を解説します。
寝かしつけグッズとしてベッドメリーを使う場合の選び方
まず、赤ちゃんのタイプによっては全く使えないというのを知っておいた方がいいと思います。
せっかくベッドメリーを買ったのに、寝るどころか、興奮してしまって寝なかったり、気に入らないのか泣いてしまったという声をよく聞きます。
商品のレビューでは、「ベッドメリーで遊んでいたら赤ちゃんが自然と寝てしまって、1人で寝てくれて助かった!」という声を見かけたことはありますが、実際のリアルな生の声は「1人で寝てくれるなんて妄想」「抱っこしても、あやしても全然寝てくれない」というのが現実です・・・
けれど、もしかしたら役に立ってくれるかもしれないし、それで初めての育児の不安が和らぐのであれば、用意するに越したことはありません。
便利グッズ・お役立ちアイテムとしてベッドメリーを活用するのであれば、機能で選ぶのがおすすめです。
検討する項目は、以下8つですべて網羅できるはずです。
電動か、手巻きか。
床置き両用か。(赤ちゃんが動くようになってからも長く使えます。)
ベビージムやウォーカーにもなるか。(つかまり立ちまで更に長く使えます。)
オルゴールは必要か、メロディーは多い必要があるか。消し忘れ用タイマーが必要か。
音量調節や回転速度調節は可能か。
ライトは必要か。
みまもりセンサーが必要か。(赤ちゃんの泣き声を感知し、自動で動く機能)
おもちゃは取り外し可能か、丸洗いできるか。(洗えないと赤ちゃんに埃を振りかけることになります)
今は、幼児教育メーカーやベビー用品メーカー、おもちゃメーカーなどから、様々な多機能ベッドメリーが販売されているので、自分の生活スタイルに合わせて選ぶ参考にしてください☆(ゝω・)
まだ赤ちゃんとの生活が想像できなくて、どの項目を重視すればいいかわからないという場合は、急いで購入せずに、赤ちゃんが生まれてからでも十分間に合います(o^―^o)
知育玩具としてベッドメリーを使う場合の選び方
知育というと、赤ちゃんのうちからは早すぎない?と思う方も多いかと思いますが、「まだ動けない赤ちゃんが、何時間も真っ白な天井を見ていて可哀想だから。暇そうだから。」という理由も、十分該当します。
要は、親のための便利グッズとしてか、赤ちゃんのためのおもちゃとしてかで、選び方が変わります。
後者の場合、赤ちゃんのためを思うなら、赤ちゃんのことを、赤ちゃんの発達をちゃんと理解している必要があります。
すべての赤ちゃんは個人差こそあれ、同様の順番で発達します。まず、首が座って、歩けるようになって、言葉を話すようになってという様にです。
これは、人間の遺伝子に組み込まれているので、順番が変わることはありません。そのため、まだ首がすわっていない赤ちゃんに、どんなに言葉を覚えさせようとしても決して話せるようにはなりません。
赤ちゃんがまだできないことを無理やりやらせようとしても、興味を持たず意味がないので、赤ちゃんが今できることや、もうすぐできるようになることに着目して、それを促すためにサポートするというのが知育で重要な考え方です。
ベッドメリーを選ぶ際も、赤ちゃんの目の発達を知り、その月齢に応じた刺激を選ぶことで、赤ちゃんがより興味を持ち喜んでくれること間違いありません(๑•̀ㅂ•́)و✧
そして、結論から言ってしまうと、幼い赤ちゃんには、ベッドメリーは必要ありません。モビールで十分、いえ、最適なんです!!
というのも、赤ちゃんの目は、0ヶ月~10ヶ月ですごい勢いで発達するので、そのすべての発達に対応できるベッドメリーは存在しません。
そのため、高価なベッドメリーを1つ購入するよりも、安く簡単に作れるモビールを発達に合わせて複数用意して、赤ちゃんの成長に応じて交換する方が、効果的と言えます。
そこで、赤ちゃんの月齢ごとの発達と、おすすめのモビールをご紹介します。
0ヶ月の赤ちゃんの発達と、おすすめの「ムナリ・モビール」
生まれたての赤ちゃんは、お腹から外の世界に出てきて、ほとんど目が見えていないと言っても過言ではありません。
目には、暗さ・明るさを感じる機能と、色を感じる機能があります。赤ちゃんは、お腹の中でも外の明るさを感じているので、暗さ・明るさ、すなわち黒や白は比較的すぐに見えるようになります。
そのため、モビールも白黒でコントラストがハッキリとしている「ムナリ・モビール」がおすすめです。

2ヶ月の赤ちゃんの発達と、おすすめの「八面体モビール」
赤ちゃんは、1ヶ月ごろから赤や緑に始まり、2ヶ月ごろには青や黄などの原色が見えるようになると言われています。
そのため、2ヶ月からおすすめなのは、「八面体モビール」です。

もともと暗さ・明るさが見えやすい赤ちゃんは、キラキラ光るものが好きです。
更に、少しずつ手が動くようになってきて、たまたまモビールをパンチしてしまったりすると、なんだ、これは!なんなんだ!?って大興奮でスーパー可愛いです(〃ω〃)
3ヶ月の赤ちゃんの発達と、おすすめの「ダンサーモビール」
3ヶ月をすぎると、赤ちゃんの好みが変わり、コントラストの強いものよりも、複雑で奥行きがあるものをよく見るようになります。
実は、生まれたばかりのときには顔の輪郭しかわからず、2ヶ月ごろから顔の内部に興味を持ち始め、4ヶ月頃にはお母さんの顔が認識できるようになることを踏まえると、一生懸命お母さんを判別しようと、複雑なものを頑張って見ようとしているなんて、健気ですよねー(*´艸`*)
そのため、モビールの形も複雑で、少しの風で動きが出やすく、奥行きを感じやすい「ダンサーモビール」がおすすめです。

モビール自体は、2ヶ月からと言われているので、赤ちゃんの様子によって発達段階を予測し、最適なものを飾ってあげてください。
4ヶ月の赤ちゃんの発達と、おすすめの「ゴッビモビール」
2ヶ月から、だんだん原色が見えるようになる赤ちゃんですが、少しずつ薄い色や淡い色も見えるようになります。
ですが、生後4ヶ月の赤ちゃんは、原色に比べてピンクや茶色は好まないという研究もあるので、もしかしたら、まだよく見えてないのかもしれないですね。
そんな赤ちゃんにおすすめなのは、グラデーションカラーが美しい「ゴッビモビール」です。

このモビールも、2ヶ月からと言われているので、赤ちゃんの様子によって発達段階を予測し、最適なものを飾ってあげてください。
モンテッソーリ・モビールの吊るし方
生まれたばかりの赤ちゃんの視力は、0.01~0.02で、ピントは30cmに固定されているため、赤ちゃんと1番近いモビールの距離が30cmになるように吊るすのがいいと言われています。
だいたいスマホを使うときの目との距離と同じと考えると、結構近いですよね。
その距離に物を吊るすと、赤ちゃんに落ちてこないか心配だったので、安全に使えるモビールスタンドを作ってみました!

※画像だと、赤ちゃんまでの距離がだいぶ短いように見えます。それは、生後数ヶ月経ってモビールに手が当たるのを喜んだので、手が届くような長さに変えた後の画像だからです。
最後に
今回紹介した4つのモビールは、「モンテッソーリ・モビール」と呼ばれ、モンテッソーリ教育で使われるものです。
モンテッソーリ教育は、マリア・モンテッソーリという医学博士が提唱した教育法で、藤井聡太棋士が受けたとして昨今話題になっています。
最近は、早期教育ととらえられがちですが、子どもには自分を育てる力が備わっている、その力を発揮する環境を作るために、子どもの発達・成長にあわせたサポートをするのが教育だという考え方です。
そのため、赤ちゃんの発達にあわせたモンテッソーリ・モビールを使うと、赤ちゃんの見たい・もっとよく見えるようになりたいという意欲を刺激し、見る力を育てることができると考えられています。
モンテッソーリ・モビールを使わないと見る力が育たないのかと言われると、そんなことはまったくありませんが^^;、自分が作ったモビールに興味津々な表情を見せてくれる自分の赤ちゃんは、より可愛く感じること間違いなしなので、是非作ってみてください❤(ӦvӦ。)
もし、もっと赤ちゃんの目の見え方の発達に関して詳しく知りたいという方は、こちらの記事もおすすめです。



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