こんにちは、モンテ・ママことエミリーです(・ω・)ノシ
以前の記事で、0歳の赤ちゃんの視覚は、すごいスピードで発達するということがわかりましたね!
【0歳の発達】赤ちゃんは青が見えないって本当?調べてみた
ということは、もしかしたら、せっかく作ったモビールにもすぐに飽きちゃうのでは!?( ゚д゚)と心配に…
先輩ママたちからも、赤ちゃんの成長が速く、昨日まであんなにハマっていたおもちゃに、ある日突然見向きもしなくなる、なんて話をよく聞きます。
いろんなことができるようになるにしたがって、どんどん好みも変化していくのでは?と思い、赤ちゃんの好みについて調べてみました( ・`ω・´)b
心理学をちょっとかじったことがある人なら、ファンツ(1961)の実験は、ご存知かと思います。
生後48時間以内の新生児の好みに関する実験で、ヒトの顔>コントラストの強い模様>新聞記事>白(無地)>黄(無地)>赤(無地)の順に、よく見たという結果が得られたものです。

Fantz,1961(この図は塚本,2009 より)
また、ファンツは、1963年には、生後2-3ヶ月の乳児と、3ヶ月以降の乳児を比べ、以下の図の結果を得ています。
それぞれの刺激毎に比べると、月齢での変化がわかります。
ヒトの顔は、2-3ヶ月が最も好まれ、ついで3ヶ月以降、48時間でした。
コントラストの強い模様は、48時間で最も好まれ、2ヶ月以降はあまり違いがありません。
新聞記事は、3ヶ月以降が最も好まれ、ついで、2-3ヶ月、48時間でした。
ヒトの顔がずっと好まれているのは、1人では生きていけない赤ちゃんが、お母さんなどの自分の面倒を見てくれる人を一生懸命よく見ようとするのは、わかる気がしますね(*˘︶˘*).。.:*♡
一方、コントラストの強い模様と新聞記事は、同じ白黒の図形ですが、逆転しています。
これは、生後2-3ヶ月の間に、図形の好みに逆転が起きるという他の実験とも合致しています。
つまり、図形の好みに関しては、以下のようにまとめることができます。
1.ヒトの顔が常に1番
2.2ヶ月までは、大きくて、コントラストの強いもの
3.3ヶ月からは、複雑で、奥行きがあるもの
赤ちゃんの視力が、産まれてすぐは0.01-0.02なのに、4か月で0.3、8か月で 0.6、10か月で 1.0に到達するほど急成長することを考えると、納得ですね!
次に、色の好みですが、以前調べた発達が好みに影響します。
【0歳の発達】赤ちゃんは青が見えないって本当?調べてみた
青の色を感じ取る視細胞が遅れて発達することで、生後2-3ヶ月で、青と黄色が区別できるようになることから、3ヶ月では黄色が好まれると言われていますが、ファンツ(1963)の研究では、赤と黄色にあまり違いはみられていないようです。
ちなみに、産まれてすぐは赤を好むという言い伝え?もよく聞きますが、ファンツ(1961)の研究結果からは、なんとも言えないですね…^^;
また、2013年の研究で、生後4ヶ月の赤ちゃんの色の好みを調べた結果が以下の図です。
青や赤が好まれ、ピンクや茶色が好まれないことがわかります。
特に女の子用のおもちゃなどはピンクが多く、また木製の高価なおもちゃもありますが、色が赤ちゃんに好まれているわけではないんですね…
というわけで、赤ちゃんの色・図形の好みを月齢でまとめると以下になります。
0ヶ月:白黒、大きい、コントラストが強い
3ヶ月:複雑、奥行きがある
4ヶ月:青や赤
ここでまたしても、モンテッソーリ・モビールに関心!!
0ヶ月~のムナリモビールは、白黒で大きくコントラストが強い平面の図形が多いのに対して、2ヶ月~の八面体モビールやゴッビモビールはカラフルで立体つまり奥行きがあります。
私がモビールを作ったのは、「モンテッソーリで良いと言われているから」という単純な理由でしたがΣ(´∀`;)w、子どもの発達を考えると、納得でした(๑•̀ㅂ•́)و✧
いずれにせよ、モビールよりも大好きなのは、一貫してヒトの顔なので、心に余裕がある限りは(笑)、なるべく顔を見て話しかけてあげたいですね~(〃ω〃)
コメント